弁護士法人賢人の相続問題解決ゼミ

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  • (相続財産調査)父の遺産を明らかにせず、いっこうに財産を分けてくれない兄と公平に相続するには?

父の遺産を明らかにせず、いっこうに財産を分けてくれない兄と公平に相続するには?

 

【ご質問】

父親が亡くなってしまい、兄と私と妹の3人で遺産を相続することになりました。不動産は父と兄との共有財産であることが分かっているのですが、それ以外の財産に関して、父の財産を管理していた兄は私と妹に明らかにせず、いっこうに財産を分けてくれそうにありません。

このような場合、父の遺産を公平に相続することは難しいのでしょうか?

 

【回答】

結論から申しますと、お父さんの遺産を公平に相続する方法はございますので、今からご紹介していきたいと思います。

ポイントは3つあります。1つ目は預貯金の調査について。2つ目は、株式投資信託の調査について。3つ目は、遺産が大体はっきりした段階で皆さんでお話し合い(協議)をする訳ですが、それがうまくいかなかった場合の調停について、ご説明させていただきたいと思います。


まず、(不動産以外で大きいところとしては、預貯金や株式・投資信託などがありますが)お兄さんが協力的な場合には、お兄さんがお父さんの名義になっている預貯金等を全部明らかにしてくれますので、心配は要りません。問題は、お父さんの財産を開示することについてお兄さんが協力的でない場合、これをどうしましょうかという話ですが、まず不動産に関してはお父さんとお兄さんの共有ということは分かっていますので、不動産については調査不要ということになります。


そうすると、次に大きい相続財産、眠っている可能性がある財産である預貯金の問題ということになります。預貯金に関してどのように調査するのかと言いますと、お兄さんが開示しないような場合でも、戸籍謄本と必要書類を整えて、金融機関に「被相続人がお亡くなりになった時点の残高を明らかにしてください」というふうにお願いすると、相続時点での残高を書いて証明書を出してくれます。

 

それから、相続人のうち、(今回の場合にはお兄さんですけれども、)被相続人の方と同居している方が被相続人名義の預金から多額の金員を下ろしてしまうという問題もございます。そういった点について調査したい場合は、預金通帳自体はお兄さんの手元にあったとしても、取引履歴を金融機関に「開示してください」というふうにお願いして、取引履歴を取って、その点を明らかにすることができます。そして、場合によっては、無断でおろしてしまった分については「返してよ」ということもできます。

 

2番目に株式・投資信託です。これもやはり預貯金に次いで結構大きい相続財産が眠っている可能性のあるところなのですが、これについては証券会社のほうに口座を作って取引されている方が結構多いのです。証券会社に対して、相続人から必要書類を整えて「被相続人の方がお亡くなりになった時点での株式や投資信託の時価は、いくらなのですか」と、「これについて証明してください」というふうにお願いすると証明書を出してくれます。


したがって、ここまでのところは、実はお兄さんの協力がなくてもできるところです。但し、必要書類をどうやって整えるのか、あるいは金融機関とかによって必要書類が違ったりして、非常に手続きが煩雑ですので、ご自分でやるのがご負担だという場合は弁護士をご利用になることもできます。


3番目に、そうやって相続財産の内容がある程度、明らかになった段階で、皆さんでお話し合い(協議)をするわけですが、なにしろ財産状況を明らかにしない方なので、場合によっては協議がうまくいかないということもあり得ます。

 

その場合には、遺産分割の調停を家庭裁判所に起こしていく形になります。この遺産分割の調停の中では、調停が成立しない場合、審判になりますが、自分に不利益な結果になってしまうということを恐れるわけですので、かなり踏み込んだ話し合いができ、結果として、公平に相続できることが可能になります。

 

 

典型的な相続問題を弁護士 松本が解説!(無料動画配信)

その他の動画はこちらからご覧ください。

事例1 父の遺産を明らかにせず、いっこうに財産を分けてくれない兄と公平に相続するには?

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