弁護士法人賢人の相続問題解決ゼミ

  • HOME
  • 相続の基礎知識
  • 遺産分割問題
  • 遺留分・寄与分
  • 遺言書
  • 相続税対策
  • 弁護士紹介
  • 弁護士費用
  • 事務所務所案内
  • HOME
  • 相続問題Q&A集
  • (遺言)全財産を相続させるという旨の父の遺言は無効になってしまうのでしょうか?

全財産を相続させるという旨の父の遺言は無効になってしまうのでしょうか?

 

【ご質問】

父は生前、兄夫婦と折り合いが悪かったため、次男である私が同居して面倒をみてきました。

父は面倒をみていた私に対し、全財産を相続させるという旨の遺言を遺し、亡くなりました。父の死後、兄から「遺言の内容に納得がいかない。」といわれています。

このような場合、父の遺した遺言は無効になってしまうのでしょうか?


【回答】

こちらの質問に対する回答としてのポイントは3点ございます。まず1番目は、遺言の効力の問題です。2番目は、遺留分の問題です。それから3番目は、遺留分減殺請求の時効消滅のお話です。


まず遺言の効力です。弟さんとしては、お兄さんに「遺言の内容が納得いかない」ということで強く迫られたりすると、果たしてこの遺言は有効なのだろうか、無効なのだろうかというところが心配になってしまうかも知れませんが、お父様が遺言をする時に認知症がものすごく進んでいたとか、あるいは弟さんが無理やり書かせてしまった、脅迫してしまったとか、そういった事情がない限りは、基本的には遺言は有効です。ですから、お兄さんとしては納得いかないかも知れませんが、そのことで遺言の効力が左右されたりはしません。


しかしながら、お兄さんとしては、弟さん夫婦が同居して、お父さんの面倒を見たとしても、「弟が多少多くは取れるかも知れないが、自分も父の子なのだから、これは財産をいくらかもらえるんではなかろうか。」と思われるのは当然です。そういった方のために、民法は、遺留分減殺請求という制度を用意している訳です。


遺留分減殺請求というのは、「遺留分」すなわち、「相続人の方に最低限保障してあげる分はこれだけです。」という部分について、そこまで奪ってしまうことに対しては、「それは止めてね。」と言える権利です。

ですから、弟さんとしては、遺言は有効なんだけれども、お兄さんから遺留分減殺請求を受けてしまう可能性があるわけです。


ただ、遺留分減殺請求は未来永劫ずっと行使できる権利ではなくて、被相続人がお亡くなりになった時、それから遺留分を侵害するような遺贈等が行われた等を知った時から1年以内に行使しないと消滅してしまうという仕組みになっています。遺留分減殺請求のケースでは、そもそも遺留分侵害があったかどうかも問題ですが、起算点から1年が経過したかどうか、いうのが紛争になることが結構多くございます。


また、遺留分減殺請求をする前提として、遺留分を侵害しているかどうかの計算というのも、特別受益や寄与分をカウントするかどうか等、法律的には結構難しい論点が含まれています。遺留分侵害かどうかを計算することは実はかなり難しい評価を伴う場足が多いのです。そこで、こういったケースでお困りの方は、無理にご自分で計算しようとせず、弁護士に相談された方がよろしいかと存じます。


 

 

典型的な相続問題を弁護士 松本が解説!(無料動画配信)

その他の動画はこちらからご覧ください。

事例1 父の遺産を明らかにせず、いっこうに財産を分けてくれない兄と公平に相続するには?

事例2 全く連絡を取っていなかった父が残した借金を支払わなければならないのでしょうか?

事例3 亡くなった父が所有をしていた不動産をどのように評価し、分割をするか?

事例4 全財産を相続させるという旨の父の遺言は無効になってしまうのでしょうか?

事例5 遺産分割後に父の愛人が権利を主張してきた。協議をやり直さなければならないのか?

事例6 相続人が未成年の場合、どのように遺産分割をすれば良いのでしょうか?

事例7 「遺産のすべてを後妻に相続をさせる」と書かれた遺言書は有効か?

事例8 遺産分割協議がいっこうにまとまらない場合、どのようにして遺産を分割するか?

事例9 不利な条件の遺産分割について、相手が弁護士を立ててきた場合、どうすれば良いか?

事例10 勤めていた会社を辞めて母の看病をしてきた場合、遺産の相続分には考慮されるか?

事例11 会社経営者である内縁の夫の遺産を、先妻の息子とどのように遺産分けすれば良いか?

事例12 遺言書を偽造した弟に、同等の遺産を相続させなければならないのか?

事例13 遺産分割協議が成立した後に隠されていた預貯金が見つかった場合、どうするか?

事例14 協議の段階で出ていなかった骨董の遺産について、後から権利を主張できるか?

事例15 喧嘩をして出て行った弟の所有する株式を譲り受けるための交渉方法はないか?

事例16 内縁の夫の不動産や預貯金などの遺産を相続することはできるか?

事例17 両親の遺産を巡る兄弟間での相続について、弁護士をつけるメリットはあるか?

事例18 兄弟の一人が認知症で話し合いができない場合、どう対応すればよいか

事例19 主人が死亡。遺言なし。遺産相続人である姉への対応は?

事例20 遺産分割協議終了後に遺言書が発見された場合は?

事例21 預貯金分割によるトラブル。遺産分割調停を申立てられた場合は?

事例22 遺産が売却された場合の対応。遺産分割に応じない場合は?

事例23 遺産は収益物件となる建物だけ。建物から生じる賃料収入はどのように分ければいいのか?

相続に関する無料相談のご予約は03-3293-8827
事前にお電話にて相談日のご予約をお願いいたします。※スケジュールの関係上、お電話でのご相談は実施しておりません。ご予約のみとさせて頂いております。

 ■HOME  ■弁護士紹介  ■事務所案内  ■アクセスマップ  ■弁護士費用