弁護士法人賢人の相続問題解決ゼミ

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  • (後見)相続人が未成年の場合、どのように遺産分割をすれば良いのでしょうか?

相続人が未成年の場合、どのように遺産分割をすれば良いのでしょうか?

 

【ご質問】

亡くなった父親の遺産を兄弟間で相続をすることになったのですが、私と弟は歳が離れており、私は23歳ですが弟はまだ中学生(13歳)です。

このような場合、遺産分割はどのように行えば良いでしょうか?尚、弟はお兄ちゃんに任せると言っています。また、特に父からの遺言などはありませんでした。


【回答】

まず、お兄様のほうは23歳なので問題ないのですが、弟さんは中学生13歳ですので、民法上未成年になります。皆さんもご存知の通り、未成年の方というのは、売買などの法律行為をする場合、単独ではできなくて、通常やる前に、お父さん・お母さん(親権者)のOKをいただかなければいけないとことになっています。

 

ですから、基本的には、「中学生(弟さん)とお兄様のお二人で遺産分割協議をして、それでお終いです。」ということになりません。弟さんは単独で法律行為ができませんので、お二人だけで遺産分割協議をしてしまったとしたら、その遺産分割協議は効力を生じないことになります。

 

では、どうすれば良いのかということですが、まず、この事例では、お母様もお亡くなりになっていて、さらに、お父様がお亡くなりになったということにお見受けしますが、そうすると、ご両親が両方ともお亡くなりになっているケースとなります。この場合には、民法上後見が開始するにとになります。

 

具体的は、未成年後見人というのが、家庭裁判所で専任されるということになろうかと思います。この未成年後見人にお兄様がなれば一人で遺産分割できるのではないか、という疑問が生じるのですが、結論的には、そのような分割はできません。未成年の後見人にお兄様がなるということになると、お兄様は自分の相続人としての法律上の地位があると同時に、未成年の中学生の弟さんの後見人という地位にもあるという、互いに相容れない立場が、利益相反の状態として生じることになってしまいます。このような場合、お兄様は、弟さんの後見人として活動できないので、この場合には、特別代理人の専任が必要になろうかと思います。


特別代理人は家庭裁判所の方にお願いをすると専任してもらえるので、最終的にはその特別代理人の方とお兄さんが協議をして、内容について合意していただければ、遺産分割協議が成立する、ということになろうかと思います。


 

 

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