弁護士法人賢人の相続問題解決ゼミ

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  • (遺留分減殺)「遺産のすべてを後妻に相続をさせる」と書かれた亡父の遺言書は有効か?

「遺産のすべてを後妻に相続をさせる」と書かれた亡父の遺言書は有効か?

 

【ご質問】

父と母は私の幼い頃に離婚し、私は母と暮らしてきました。昨年、父が亡くなり、遺言書があると後妻から連絡が入りました。遺言を確認したところ、「遺産はすべて後妻に相続させる」という内容でした。

私から、後妻に連絡し、遺産分割の話し合いを求めましたが、一向に返事がありません。父の遺産は不動産を含め相当あるはずなのですが、相続するにはどうすれば良いでしょうか?


【回答】

ご質問の中身を検討していきますと、「お父様とお母様が幼い頃に離婚して、私は母と暮らしてきました。」と書いてございますので、お困りの方は、お父様とお母様の婚姻中のお子さんであると思われます。「昨年、父が亡くなりになり、遺言書があると後妻から連絡」ということからすると、お父さんはお困りの方のお母さんと離婚した後、後妻の方と結婚した、というお話で、後妻とお困りの方のお2人が相続人で、配偶者と実子の相続ということが伺えます。

 

このケースの場合には、遺言があり、「遺産をすべて後妻に相続させる」という話になっておる訳です。ですから、お困りの方が話し合いを求めているようですが、後妻の方からすると、「全部私がもらったのだから、話し合うことはない。」と、こういうお話なのかも知れません。

 

しかしながら、民法では、遺言によって「(後妻に)全部あげる」ということになったとしても、最低限、本来の相続人の方に留保される権利として遺留分というものを保護しています。

ですから、この方は、その遺言が有効だったとしても、「遺留分の減殺請求をしますよ。」ということで、後妻の方に内容証明郵便等でご連絡するのが良いと思います。


ただ、お困りの方は遺産の内容をご存知なく、「父の遺産は、不動産を含め、相当あるはず」ということですので、まずは不動産の調査をする必要があります。そこで、その方法についてもお話しいたします。

まず、相続人が、その不動産がありそうな住居地の市町村役場の方に行きますと、名寄せ帳というのを取って頂くことができます。名寄せ帳を見ますと、当該市町村にある、その方名義の不動産をまとめて記載してあることになりますので、そちらを見ればお父さんの遺産としてどのような不動産があるか判明するということになります。


不動産の評価についても、大体の価格が分かれば良いということであれば、町の不動産屋さん等で、簡易査定書のようなものを頂くことができますし、固定資産評価証明を取り寄せて、おおよその評価額を知ることができるかと思います。

そういったものをご利用いただいて、遺留分として、どういう財産が来るのかというものを把握して頂くことが可能になるかと思います。


後妻さんの方に遺留分減殺請求の通知を出した後に、お話し合いで解決すれば良いのですが、もし、お話し合いが上手く行かないということになると、遺留分減殺請求の問題については、基本的には訴訟事項なので、訴えを提起して頂くことになります。ただ、遺留分減殺請求も結局は相続争ですので、その前に調停を申し立てて争うことになろうかと思います。

 

まずは調停、それで話がまとまらない場合には訴えの提起をご検討頂くのが宜しいかと思います。ただ、訴えの提起をしたり、あるいは調停を申し立てたりというのは、ご本人様だけで行うには難しい点もありますので専門家である弁護士にご依頼なさった方が安心かと思います。


 

 

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