弁護士法人賢人の相続問題解決ゼミ

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不利な条件の遺産分割について、相手が弁護士を立ててきた場合、どうすれば良いか?

 

【ご質問】

Q.当方の家族構成は父親・母親・私・妹です。この度、父が亡くなり、遺産分割についての相談です。 現在、母親は近くに暮らしている妹夫婦の元に身を寄せています。

そのせいか、母親と妹(と妹の夫)が結託して、私に不利な条件を提示しているように感じます。 もともと、私は離れて暮らしていたため、母親とも妹とも関係が良好ではありませんでした。

先日、3人で話し合った際、母親と妹から「このままでは話がまとまらないので、そちらが折れないなら、弁護士を立てて、調停を申し立てるつもりだ」と言われてしまいました。どうすれば、良いでしょうか?

 

【回答】

お父様とお母様と私、妹が御家族4人でいらっしゃって、お父様が居なくなったとなると相続人はお母様と相談者の方(私)と妹さんになります。このケースの場合には、遺言はなく、相続人3人で遺産分割協議をすることになります。

 

お母様と妹様、そのご主人様を含めて、話し合いがまとまらなかったということになりますので、次にとるべき選択肢としては家庭裁判所に調停を申し立てることになろうかと思います。相手からいきなり弁護士をつけて調停を申し立てると言われると、普通の方だとびっくりしてしまうかもしれませんが、既にご説明したとおり、元々話し合いが上手くいかなかった場合には、家庭裁判所の調停を申し立ててお話し合いをしなければならなかったわけですから、ある意味、来るべきものが来たということで、驚く必要はありません。

 

「(相手が)弁護士を立てて…」という点もご説明しますと、遺産分割調停はご本人でやることもできますが、手続上の必要書類を揃えたり、書面を書いたりというのは弁護士を付けた方が便利なので、弁護士を付けて調停申立てをすることが一般的に行われています。弁護士を立てたからといって何かものすごいことが起きるということではございません。この点も、そんなに驚かなくて良いことかと思います。

 

 

したがって、遺産分割調停で申し立てるつもりだと言われたからといって、急にこちらが譲歩しなければいけないわけではありません。

 

遺産分割調停ではどういうお話し合いをされるかというと、法律の規定に従った場合、どういうふうに分けていくのか、法定相続分はどのくらいなのか、特別受益や寄与分を考慮していくのかどうなのかというところが争点になってきます。

 

これは法律の規程通り考えた場合の相続分を出発点に双方が相談をしていくということになりますので、むしろ家庭裁判所の調停委員を介してお話を進めていただいた方が、お話し合いが進むことが期待できます。むしろ、きちんと対応されれば、より多くの利益を守れるのではなかろうかと思います。

 

ただ、相手に弁護士が付いているという時に、こちらは当事者だけです、ということになると、専門家が付いていない分、不利な面もあります。従いまして、調停を申し立てられた場合には、相談者(私)の方でも弁護士を立てるかどうかご検討された方がいいと思います。


 

 

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