弁護士法人賢人の相続問題解決ゼミ

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遺産分割協議が終了した後に隠されていた口座預貯金が見つかった場合、どうするか?

 

【ご質問】

Q.3年前に父が亡くなり、母と兄弟3人で遺産分割をすることになりました。何の問題もなく、不動産と預貯金を分け合うことで話し合いがまとまり、遺産分割協議書も作成しました。

ところが、最近、遺産分割の際にはテーブルにのっていなかった口座の存在を知りました。

母と長男は知っていて、次男の私と三男の弟には隠していたのです。 最近、母と長男が不仲になり、私が母の相談に色々のっている中で、この口座のお金は全て長男がもらったと聞かされました。

 

この口座のお金についても、私と弟も分けてもらいたいのですが、どうすれば良いのでしょうか?

 

【回答】

最初に遺産分割のお話し合いをしていた時には、お母さんと長男さんが遺産の一部を隠していて、それ以外の部分について、遺産分割の話し合いをし、遺産分割協議書を作りましたという場合、先の遺産分割協議書は一部の遺産分割として有効ですが、後に遺産の一部が判明した場合は遺産分割協議を再度することができます。

 

遺産分割協議の中では、全員で合意すれば預貯金も遺産分割の対象とすることができます。このケースの場合には、故意に隠していたと伺われる事情もございますので、最初から家庭裁判所に調停を申し立ててお話し合いをしていったほうがよろしいかと思います。合意が成立しない場合、裁判で返還を求めていくことになります。

 

このケースのような場合には、口座の通帳そのものを長男さんが自分で持っておられて、その中の金額やお金の出し入れ等々が全然把握できない可能性もありますので、銀行に弁護士照会などの手続きを経て、それを調べるといった作業が必要になったり、あるいは調停の申し立てそのものもなかなか複雑なものであったりしますので、弁護士にまとめてご依頼になったほうがよろしいかと思います。

 

いずれにしても、隠していた口座について、もう分けられない、一切返還されないというような結論が不当であることは明らかなので、1度、弁護士にご相談した方がいいと思います。

 

 

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